2008年7月14日月曜日

世界遺産:3億5千万年の地球の歴史を物語る




西オーストラリア州北部キンバリー地区随一の観光名所となっているのがパヌルル国立公園。




高さ200メートルあまりの砂岩ドーム群バングル・バングルの奇景で知られています。


1800年代、当時の探検によって、一度は西欧人に発見されていたこの場所も、


他の町からあまりに隔絶された場所であったため、忘れ去られていたといわれています。


再び脚光を浴びるようになったのは、今から20年ほど前の1980年代後半。


撮影クルーを乗せた小型飛行機が上空を通過したときに、あまりに不思議な光景に驚き、


その様子を伝えたことがきっかけでした。


そして1987年、バングル・バングルを含む約24万ヘクタールが国立公園に指定されたのです。




オーストラリアでも秘境中の秘境といっていいところにある世界遺産です。


通称ビー・ハイブ(蜂の巣)と呼ばれるこの特異な光景は、


今から3億5千年ほど前、近くの山脈から流れる川によって運ばれた砂や泥が堆積し、


長い年月をかけて隆起し、その後2千万年の風雨の浸食によって創り上げられたドーム群です。




独特の縞模様は、水を吸収しやすい粘土層(黒色)と、


水が乾きやすく鉄分を多く含む砂岩層(オレンジ色)が、


自然のなかで交互に堆積したことによるものです。


キンバリー地区は、雨季と乾季がはっきりわかれていて、


道路事情のよくないパヌルル国立公園に関しては、


乾季の4~12月しかアクセスが認められていません。




つまりこれからが観光のベストシーズンです。


国立公園内にホテルなどはなく、観光の基本は4WD利用のキャンプツアーとなります(道路状況が悪いため、個人での観光はおすすめできません)。


乾季の間に催行されているブルームやカナナラからのキャンピングツアーの利用がおすすめです。
西オーストラリア州政府観光局のサイト→








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