2013年6月26日水曜日

弊社も参加したオーストラリア シドニーATEレポート(2)

各州政府観光局(STO)および各地域観光局(RTO)とも日本市場へのアプローチを強めている。
2012年のオーストラリアへの日本人渡航者数は約35万人だったが、50万人市場に復活する潜在力はあるとの声も多い。それぞれの取り組みについてATE会場で話しを聞いた。なお、来年のATE2014は5月にケアンズで開催される。



▽QLD州、日本市場拡大に向けてプロモ強化


 日本最大の市場であるクィーンズランド州(QLD)でも、日本人旅行者誘致に向けて新しい取り組みを始めている。トロピカル・ノース・クィーンズランド観光局(TTNQ)では、4月から6月を「ベスト・シーズン・ケアンズ」としてキャンペーンを展開。TTNQ日本ディレクターの新堀治彦氏は「4月から6月はオフシーズンと考えられているが、実は気候がいい季節で過ごしやすい。主にシニアをターゲットに誘客を進めていきたい」と話す。また、現在ジェットスター航空(JQ)が夏期限定で運航している関空/ケアンズ線の通年化を戦略のひとつとして掲げる。こうした取り組みを通じて、ビジョンケアンズの目標である2015年に日本人訪問者20万人を達成したい考えだ。


ゴールドコースト観光局では、ゴールドコーストをコアラキャピタルとし、コアラをフューチャーしたプ
ロモーションを展開。新たにゆるキャラ「ビリー」をつくり、ゴールドコースト空港で日本人旅行者の出迎え、フェイスブックを利用したフォトコンテストなどを実施している。また、今年6月13日からはゴールドコーストのブランドを高める目的でデジタル絵本のアップを開始する。日本地区マーケティングマネージャーの小林芳美氏は2012年6万5000人だった日本人訪問者数を「10万人まで戻したい」と意欲を示す。


また、ハミルトン・アイルランドでは、昨年10月から12月の札幌からの旅行者数が前年比で倍増し
た。イースタンマーケット・セールズ&オペレーションズ・マネージャーの林田第三郎氏は「昨年から札幌でも始めた『エアーズロック&ハミルトン島セミナー』の効果が大きい」と話す。今年も7月と8月に福岡、名古屋、東京、大阪、札幌で開催。400名の参加を見込んでいるという。現在の同島への日本人旅行者数はバッケージ7割、残りの3割がFITやオンライン直販、OTA経由での予約。2012年7月から2013年3月の実績では前年同期比で21%増と好調だ。


クィーンズランド州政府観光局日本代表の西沢利明氏は今後の日本市場の見通しについて、「航
空座席の供給量や円安の懸念があるが、日本経済が回復の兆しを見せており、長期的には期待がもてる」と話す。一方で、「これまでとは違うインフラを作るべき。見せ方や企画力を工夫して、オーストラリアの発信力を高めていく必要がある」と提言。50万人市場への復活に向けてやるべきことは多いとの見解を示した。


▽WA州は引き続きトレードに注力、VIC州は異業種とのコラボも視野に

2012年の西オーストラリア州(WA)への日本人訪問者数は3万人前後で推移した。2012年6月時点
で前年比10%減。「2011年5月以降運休している成田/パース線のシェアが40%ほどだったことを考えれば、10%減は健闘している。経由便の商品化が進んだため、9月には5.6%減にまで回復した」と西オーストラリア州政府観光局日本局長の吉澤英樹氏は明かす。WAの経済成長にともないパースでは日本企業のオフィスが増加。コーポーレート需要が高まっていることから、直行便再開のほかコードシェア便の充実を関係航空会社に働きかけていく。


観光素材としては、好評のワイルドフラワーに加えて、キンバリー、バングルバングルなどでのソフト・アドベンチャーをアピール。また、修学旅行、語学研修、ファームステイなどの教育旅行の誘致にも引き続き力を入れていく。吉澤氏は「今後もトレードを中心にプロモーションを展開していく。地域の特性を考えながらアプローチをしていきたい」と意欲を示した。


人気都市メルボルンがあるビクトリア州(VIC)では、2102年の日本人渡航者数は前年比5.7%増の
3万8400人となった。特にレジャー旅行客の増加が顕著で、同22.9%増の2万5400人。あわせて現地消費額も同61.1%増の1億600万豪ドルと好調だ。同州政府観光局では、ビクトリア州への日本人渡航者数は2021/22年度で4万5000人に増加すると見込む。ビジネス・ディベロップメント・マネージャー日本・韓国担当の高森健司氏は2013年度の戦略として、「ハナコ世代、熟年、FIT、スポーツなどのイベント、教育旅行をターゲットにし、メルボルンのシティ体験、自然、フード&ワインをメインにプロモーションを進める」と話す。加えて、AesopやCrumplerなどメルボルン発の異業種パートナーとのコラボレーションも進めていきたい考えだ。


▽NT準州、トップエンドもアピール、TAS州、ハイエンドに焦点、SA州、カンガルー島での一泊を



2012年のノーザンテリトリー準州(NT)への日本人訪問者数は約2万6000人。昨年9月にはケアンズ
/エアーズロック線が減便し、ジェットスターの欠航もあったため、ノーザンテリトリー政府観光局日本事務所トラベルトレードマーケティング・ディレクターの中村滋氏は「ウルルへの航空事情が悪くなっているのが心配」と懸念を示す。


一方で、シドニー経由の販路を広げていきたいとの意向を示し、「今後はシドニー/エアーズロック/ケアンズ線の利用も可能性があるだろう」と話す。マーケテイング方針としては、ウルルに加えて、トップエンドのアピールを強めていきたい考え。ターゲットをハナコ世代、シニア、ハネムーンナーとし、カカドゥ国立公園での1泊を勧めていく。


タスマニア州(TAS)への日本人訪問者数は他州と比べると少ないが、ハイエンド旅行者が主流に
なっており、大手旅行会社のパッケージ料金も40万円から60万円と高額。タスマニア州政府観光局日本地区局長のアダム・パイク氏は「安いと逆に売れない」とタスマニアの特徴を説明する。今後も、訪問者数ではなく55歳以上のハイエンドマーケットでの訴求を強めていきたい考え。また、昨年タスマニア原生地域が世界遺産登録30周年を迎えたことから、今年も引き続き焦点を当て、マーケットでの認知度を上げていく方針だ。


南オーストラリア州(SA)の2012年の実績は、パッケージはダウンしたものの、主要マーケットである
教育旅行は維持したという。同州政府観光局東半球担当シニアマネージャーのマイケル・シリガー氏は、日本人に人気のカンガルー島について、「現在はアデレードをベースとしたデイトリップが主流だが、今後は島での1泊をアピールしていく」との方針を示す。また、国際市場で人気が高まっているエア半島を日本市場でも売り込みたい考えだ。




 
トラベルビジョンの記事より引用。




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