世界遺産：オーストラリア絶海の孤島 ロードハウ島

シドニーの北北東約780キロの南大洋上、

オーストラリア大陸からはるか離れた場所にロード・ハウ群島があります。

今から700万年ほど前に海底火山活動により隆起してできた28の島々で、

絶海の孤島という地理的条件、北からの暖流と南からの寒流がぶつかる位置、

さらに標高700メートルほどの山をもつ地形などから、非常に珍しい生態系をもつようになりました。

海は世界最南端の珊瑚礁をもち490種を超える魚類の生息地となっています。

また陸上には数多くの固有種を含む219種の植物、他では絶滅してしまったオナガミズナギドリや

固有種のロードハウクイナなど130種もの鳥類などが見られます。

諸島の中で人が住んでいるのはロード・ハウ島のみで、もちろん観光のベースもこの島となります。

ただし自然保護、宿泊施設の数といった理由から、

1日に滞在できる観光客は最大400人までと規制されています。

ここでの観光は、もちろん自然を楽しむこと。

海では通年シュノーケリングやダイビング、さらに11～5月のサーフィンが楽しめ、

沖合ではフィッシングも盛んです。

また毎日ロード・ハウ島ネッズビーチではヒラマサの餌付けも行われています。

陸上では島最高峰のゴウァー山（標高875メートル）へのガイド付きトレッキング、

バードウォッチングなどが人気。またロード・ハウ島沖合約30キロにある奇景ボールズピラミッドも見逃せません。

フィッシングツアーやバードウォッチングツアーなどで近寄れますが、

その景観にはただ圧倒されるばかり。

海上から一気に標高552メートルまで突き出したピラミッド型の1枚岩で、

ロード・ハウ群島を代表する景観として知られています。ロード・ハウ島へは、

シドニー、ブリスベンから直行便があります。

現地発着の各種ツアーは天気や参加人数によって催行日が変わるため、

滞在スケジュールは最低でも5日、できれば1週間はほしいところです。
ロード・ハウ島公式ウェブサイト（英語）→

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