ケアンズの熱帯雨林で知る先住民アボリジニの文化

映画『オーストラリア』。1940年代のオーストラリアを舞台にしたニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマン主演の注目の映画です。

この映画の中で重要な役割を演じるのが先住民アボリジニの少年と、彼を取り巻くアボリジニの文化です。そうしたアボリジニの文化の一端に触れられる場所が、ケアンズにいくつかあります。

最も気軽に訪れることができるのが、ジャプカイ・アボリジナル・カルチュラルパーク。ここでは、ケアンズ周辺に住むアボリジニ（ジャプカイ族）の人たちが、自分たちの文化を知ってもらうため、コロボリーと呼ばれるダンスを演じて見せてくれたり、実際に狩猟で用いられていたブーメランやヤリなどの投げ方を教えてくれたり、また熱帯雨林の中での食べ物や薬草の見つけ方を教えてくれたりしてくれます。

夜間に行われるジャプカイ・バイ・ナイトでは、実際に火起こしの儀式なども見せてくれます。

また実際にアボリジニの人々が住む森を訪ね、そこで先住民と森とのつながりを体感できる場所もあります。ケアンズから車で北へ1時間半ほどのモスマンにあるクク・ヤランジ・ドリームタイムです。

世界自然遺産ディンツリー国立公園に隣接する森で、毎日数回行われるガイドウォーク以外では入ることが認められていない場所です。

ここでは、彼らが森の中でどのように暮らしたのか、あるいは各種儀式をどこでどのように行ったのかなどを、1時間半ほど散策しながら教えてくれるのです。

ジャプカイ・アボリジナル・カルチュラルパーク、クク・ヤランジ・ドリームタイム――どちらも先住民文化に興味があったら絶対に訪れたい場所です。
ジャプカイ・アボリジナル・カルチュラルパークの詳細（英語）→
クク・ヤランジ・ドリームタイムの詳細（英語）→
映画『オーストラリア』公式サイト→

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