おみやげ:オーストラリア・コーヒー
「オーストラリアのコーヒー」――あまりピンと来ないかも知れませんが、オーストラリアでは現在年間600トンあまりのコーヒーが作られています。 1880年代、ブリスベンのカンガルーポイントでオーストラリアで初めてコーヒー栽培が行われ、その後ニュー・サウス・ウェールズ州北部やクイーズランド州北部に栽培地が広がっていきました。オーストラリアで生産されるコーヒーは高品質のアラビカ種で、栽培当初からパリやローマの品評会で賞を獲得するなど世界的評価も高かったようです。しかし商業的には決して成功したわけではなく、一時期コーヒー農園の数は激減しました。そして1980年代に後半になり、事態は好転。オーストラリア国内でのコーヒー消費量の増加に合わせるようにコーヒー生産量も増えていきました。現在ケアンズ近郊のアサートン・テーブルランド、マリーバ周辺には10ヵ所以上の比較的大規模なコーヒー農園があり、オーストラリアで生産されるアラビカコーヒーの90%近くを産出。またニュー・サウス・ウェールズ州バイロン・ベイ周辺では数多くの小規模コーヒー農園が高品質のコーヒーを生産しています。観光客が訪れやすく、コーヒーのさまざまな飲み方を体験できる施設がマリーバには数ヵ所あります。特に有名なのがコーヒーワークスとオーストラリアン・コーヒーセンター(スカイバリー)の2ヵ所です。映画『アバター』で描かれた幻想的な緑の衛星パンドラのジャングルのモデルとなったケアンズ近郊の熱帯雨林(*1)。そのすぐ近くにあるマリーバのコーヒー農園で、ゆっくり美味なコーヒーを味わうのも旅の楽しみのひとつです。なおケアンズのお土産屋さんではマリーバで獲れるコーヒーが売られているので、おみやげに買って帰るのもおすすめです。(*1)映画『アバター』のデザイナー、ディラン・コーン氏が、ケアンズでスカイレールに乗車した際に見た森をイメージしてパンドラのジャングルを描いたことを、アメリカの科学系ウェブサイトのインタビューで語っています。
コーヒーワークスの詳細(日本語)→
オーストラリアン・コーヒーセンター(スカイバリー)の詳細(英語)→
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