ブルー・マウンテンズで世界最古のオープン鍾乳洞ジェノラン・ケーブズを訪ねる

シドニーから車で1時間半ほどの場所にある世界自然遺産グレーター・ブルー・マウンテンズ。7つの国立公園を合わせた約1万平方キロもの広さを持つ原生林地帯です。大渓谷を埋め尽くす壮大な原生林の光景が代表的な観光ポイントとなっていますが、実はここにはもうひとつ世界に誇れる重要な洞窟があるのです。それがジェノラン・ケーブズです。グレーター・ブルー・マウンテンの観光の中心地カトゥーンバから、さらに車で1時間半ほど内陸に入った場所にある洞窟群で、実に3億4000万年ほど前から形成されたと推定される、世界で最古のオープン鍾乳洞です（ちなみに世界第2位はアメリカのニューメキシコ州にあるカールスパッド洞窟で約9000万年前）。シドニーのある研究者は「ジェノラン・ケーブズだけで世界遺産に登録する価値があるほどだ」というほどの場所。一帯には数多くの洞窟が発見されていますが、観光客が見学できるのはその中の10カ所（ガイド付きでのみ可能）。特にルーカス・ケーブは最も壮大で見応えがあると評判です。なおジェノラン・ケーブズには高原の山小屋風の宿泊施設もあるので、さまざまな洞窟を見学するつもりなら滞在するといいでしょう。
ジェノランケーブの詳細（英語）→

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